米軍がトランプ政権下でも再生可能エネルギーへの転換を進める意向なのは、そのほうが強くなるからだ。このロジックは「地球のため」と抽象的に環境保護を訴えるより効果的である反面、温暖化対策は直接の目標ではなくなる短所もある。 by Jamie Condliffe2017.03.06 31 30 2 0 最先端の軍事テクノロジーといえば、各種の乗り物や武器、通信機器を思い浮かべるだろう。もしかしたらロボット兵器まで想像するかもしれない。しかし米国防総省にしてみれば、再生可能エネルギーも軍事テクノロジーの一種のようだ。 米軍はイノベーションと無縁ではなく、最近はシリコンバレーのアイデアを積極的に取り入れることさえしている。全エネルギーの25%をクリーン・エネルギーで生産または調達すると誓って以来、10年間で米軍は再生可能エネルギーの使用を着実に増やしてきた。 ロイター通信は、軍高官が「新政権でも、今