米国で消費者直販型の遺伝子検査サービスが流行している。だが、こうしたサービスは科学的根拠が薄いことに加えて、検査結果にかこつけて様々な商品を買わせようとすることが多い。サービス利用者の遺伝子データを蓄積し、研究者に売って儲けようとしているかもしれない。 by Emily Mullin2018.05.24 23 10 2 0 消費者向け遺伝子検査の市場が急成長している。2017年、消費者直販型の先祖検査を受けた人の数は2倍以上に増え、1200万人以上に達した。 熱狂は先祖検査の枠を超えた分野にも急速に広まっている。数々の新しい検査が登場し、使用すべきスキンケア製品から最適な食習慣に至るまで、個人に合ったライフスタイルのさまざまな提案をすると主張している。だが、こうしたサービスを購入しようと考えている人は注意すべきだ。多くの場合、このような検査は結局のところ商品を売りつける手段にすぎない。検査