あなた以上にあなたのことを多く語るもの。それが、人やモノの居場所を示す位置情報だ。2012年から数年間は、位置情報の本格利用が始まる転換期になりそうだ。早ければ2016年ごろに次世代型の全地球測位システム(GPS)などが稼働を始め、わずか数センチの誤差で様々な人や物体の位置を捕捉できるようになるためだ。インターネットによる消費者向けサービスは一段と便利になり、企業は生産活動をさらに効率化できるよ
省電力GPSチップによって常時測位が可能になったとしても,GPSには屋内で使えないという大きな欠点が残る。携帯電話はGPSが使えない場所でも携帯電話基地局による測位で現在位置を取得できるが,精度は低く誤差が1kmを超える場合がある。屋内ではビルの何階にいるのかといった高さ情報も重要だ。そこで,屋内の測位にはGPSとは別の仕組みが求められる。 屋内測位は現在,様々な方式が提案されている(表1)。その中で,純粋に技術面だけを考えると「IMES」が最も有望と言える。IMESは宇宙航空研究開発機構(JAXA)と測位衛星技術が共同開発した技術で,GPSと互換性のある信号を小型の専用装置から発信する。 最大のメリットは端末側のハードウエアとして既存のGPS受信機をそのまま使えること。「携帯電話であればファームウエアの微修正で対応できる」(測位衛星技術の鳥本秀幸社長)。GPSとシームレスに使え,発信する
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