昨年12月、衆議院議員原口一博は、国の指定難病である「骨形成(こつけいせい)不全症」を公表した。骨形成不全症は、骨がもろく弱いことから、骨折しやすくなり、骨の変形をきたす病気だ。同年11月に遺伝子検査で正式に診断されるまで、なぜ自分が骨折を繰り返すのかわからなかった。2014年夏に右ひざを複雑骨折して長期入院したときには、感染症により骨髄炎を発症、死線をさまよった。政治家が自らの体調問題を明らかにするのは難しい判断だが、なぜ公表に踏み切ったのか。胸の内を聞いた。 (ノンフィクションライター・古川雅子/Yahoo!ニュース 特集編集部)