2月末に閉店した旧西武春日部店(埼玉県春日部市粕壁東)跡地に、大塚家具の創業者で前会長の大塚勝久氏が新たに設立し、会長を務める家具販売会社「匠大塚」(東京都中央区)が、今夏にも大型店舗を開くと発表した。 20日の報道発表で同会長は「匠に込められたモノづくりにこだわる」と屋号「匠大塚」について説明した上で、春日部での出店に向け「私の原点とも言える春日部の活性化のお手伝いをさせていただき、地域への貢献につながれば幸い」と述べた。 春日部市出身の大塚会長は、市内で大塚家具の前身、大塚家具センターを創業した。 市中心街の拠点として親しまれてきた百貨店跡地の利用が決まり、地元春日部では安堵の声が広がった。石川良三市長は地元出身の大塚会長らが「匠大塚」をオープンすることについて、春日部の伝統行事「大凧あげ祭り」に掛けコメント。 「大塚会長はじめ、匠大塚のみなさま方のふるさとへの愛着は、非常に強いものが