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ブックマーク / mgkkk.hatenablog.com (8)

  • インターネットは睡眠時間の話がお好き関連 - 漫画皇国

    インタビュー記事が公開されて反響も多くてよかったなと思います。 meetscareer.tenshoku.mynavi.jp でもひとつ失敗した感じがするのは、僕が当に伝えたかった、「会社の仕事をしていると忙しくて時間がないとか、時間があってもモチベーションが上がらなくて作業できない」みたいな悩みを抱えている人に、「自分が試して有用だったやり方を紹介する」という感じに読まれていないことも多く、「異常な人間が異常なことをしている」という、僕の意図とは逆の「自分にはできない理由があるものと」して読まれたりしているところです。 特に、僕の睡眠時間が4時間半程度であるということに、「そんな睡眠時間では体を壊す」「こいつは早死にする」「いずれ健康を壊して後悔するんだろうな」みたいなコメントがぞくぞくと寄せられており、そこが防波堤として睡眠時間の話ばかりがされて、僕が隙間の時間にこういう工夫で作業を

    インターネットは睡眠時間の話がお好き関連 - 漫画皇国
  • アウトプットってインプットだなと思う関連 - 漫画皇国

    僕は、商業漫画を描いたり同人漫画を描いたりブログを書いたりウェブラジオに参加したり、SNSでも発言が多く、それ以外に会社の仕事もゴリゴリやっているため、「アウトプットが多い」という評価を人から受けることがあります。 でも、個人的な感覚では、そのほとんどはアウトプットではなくインプットとしてやっている感覚があって、特にこのブログなんかはほぼ完全にインプットとしてやっていると思います。 つまり、何かに関する考えをまとめるて書くということは自分にとってのインプットの側面があります。なぜなら、外部の刺激を受けたことについて、自分の中で考えを整理することは、自分の中にその考えを定着させるというプロセスのひとつであると感じているからです。なので、ここで文章として書いたからこそ、それをインプットとすることができ、他でやる何かのアウトプットに転用をできていたりします。 そういう認識なので、僕自身は色んなア

    アウトプットってインプットだなと思う関連 - 漫画皇国
  • イエーイ!漫画オタクをやっててよかった関連 - 漫画皇国

    僕は他のみんながちゃんと自分の人生をやっている間、ずっとひとりで古屋で漫画を読んで過ごしてきたような人間です。それは、子供の頃は色々あって、そうやって自分の人生から目を逸らさないと日々やってこれなかったということだと思っていて、だから漫画が身近にあったことにとても感謝をしています。 今は大人になり、色々忙しくて漫画を読む量はさすがに減ってしまいました。昔は屋にある少年誌と青年誌は全て読んでいて、古屋も棚の端から端まで読んでいたので、そこそこ漫画に詳しい人のつもりでした。ただ、今ではもうあんまり漫画に詳しくない人だなと思います。読めてないものが多いからです。昔はちょっと詳しい人のつもりで発言していましたが、今はそんなに詳しくない人として発言をしています。 僕が今よりももうちょっと漫画に詳しかった時期には、読んで面白かった漫画の話を活発にしていて、この漫画はこのように面白いという話を友達

    イエーイ!漫画オタクをやっててよかった関連 - 漫画皇国
  • 物語作りが上手くいかないときの方法論関連 - 漫画皇国

    昨日、漫画家志望の人が、描いた漫画の講評を受ける、みたい配信を聞いていて、物語を作る上での色んなところで詰まっている人がいるなと思ったということと、僕自身もなかなか物語が作れなくてようやく一最後まで描き切れたのが34歳のときなので、そのあたりの体験談や今思っていることを書きます(34歳よりも若くて漫画を描けている人は全員僕よりスゴイと思って見ています)。 これはあくまで僕がこういうことを手掛かりにして物語を作っている一例でしかないので、他の方法も沢山あると思います。 物語がなかなか作れないときにまず止めてみるといいのは「世界観を作り込むこと」です。なぜなら、世界観は物語そのものではないと思うからです。 世界観の中に物語があるのではなく、物語のために世界観が存在します。最初に世界観があると、それが物語を作る上でのむしろ足かせになる可能性があるので、「世界観を設定しているのに物語が上手く作れ

    物語作りが上手くいかないときの方法論関連 - 漫画皇国
  • 誰かの模倣で人気者になりたい欲関連 - 漫画皇国

    この前に人から聞いた話では、特にSNS上で散見される欲求として「誰かの模倣をして、特別な人気者になりたい」というものがあるとのことです。確かにその視点で見ると、それはあるなと思うというか、自分もそのようなことをしていることに気が付きます。 特に動画の分野では、誰かがやってウケたことを自分もやってみるという動画が勢いよく広がっていくのを目にします。皆が知っている歌を歌ってみるのもそうでしょう。写真でも絵でもテキストでも、そういうことは当然あります。皆が撮っている写真を真似したり、流行っているテーマや構図、二次創作の絵を描くことや、こういうときにはこういうテキストをコピペすればよいというような、その模倣が繰り広げられています。 なぜ模倣をするかというと、理由の一つは「そのやり方に実績がある」ということだと思います。世間で一度以上ウケた実績があると、その模倣をすれば再びウケる可能性が高いと感じら

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  • オタク同士の念能力バトル関連 - 漫画皇国

    昨日、仕事先で色々な企画を考える会が催され、その考えをまとめるために、ホワイトボードを使って、あれこれ図や絵や字を描きながら、どういうことを考えているのかの共有や議論を一日やっていたのですが、そのとき初対面の仕事先の女性(デザイナーではなく技術者)の描く絵が、「これはやっているな…!」と感じる絵だったので、この人、ひょっとして同人活動をしているのではないか?という疑いが出てきました。 もちろん相手に確認はしていないので結局正解は分からないのですが、その絵は完全にやっている人の絵で、つまり、漫画の絵は情報を伝えるために特化したある種の象形文字みたいなものなので、その文字を書けるということは、その文字が通じる文化圏でコミュニケーションを繰り返している可能性が高く、「絵を描くオタク」の可能性が高いなと感じられたということです。 僕は、漫画を描いていることを仕事関係の人に一切言っていないので、特に

    オタク同士の念能力バトル関連 - 漫画皇国
  • 「ルックバック」と物語の無力感関連 - 漫画皇国

    先日公開された読み切り漫画「ルックバック」がすごく良かったのでその話をします。良かったのは気持ちに来たなと思ったところがあるからで、ただ、それを面白かったと言っていいのかは分かりません。 これを面白いという感情に回収していいのかが分からないからです。 shonenjumpplus.com ルックバックは2人の少女の関係性と漫画を描くことを追っていく漫画です。 この漫画はその中で、「漫画を描く」ということについて描かれた漫画だと思いました。人間がなぜ漫画を描くのか、描き続けるのかということを最も簡潔に分かりやすく描いたのがこの形だったのではないかということです(143ページありますが冗長ではなく必要十分だと感じました)。 そして、僕が読みながら思った一番大きなことは「物語の無力さ」でした。 一回しか読んでいないので、色々見落としがあるかもしれませんが、初見時に自分の中でこの物語に呼応するよう

    「ルックバック」と物語の無力感関連 - 漫画皇国
  • 「ジョーカー」と分断と排除関連 - 漫画皇国

    映画の「ジョーカー」を観て来ました。何を描くかが明確で、そのために必要なものしかない映画だと思ったので、偉い映画だなあと思いました。それは、「広く世に出すなら、これも描いておいた方がいいんじゃない?」という考えを全てちゃんと排除しないとできないことだと思うからです。 僕がこの映画から排除されていたと感じたことは「悪いことは悪い」という概念です。物語の中で悪を描くためのやりやすい方法は、正義を描くことだと思います。物語の中で正義が悪を懲らしめることによって、映画全体が「悪いことは悪い」という合意をとることができます。この合意は、刑法に代表される社会の合意と同じだと思うので、人に受け入れられやすくなります。 しかし、この映画では違いました。普通の人が悪いことをすることを、苦しみからの解放のように描いているように感じました。悪くならないでいることで、苦しみに苛まれていた人間が、悪くなることでその

    「ジョーカー」と分断と排除関連 - 漫画皇国
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