東京都町田市の小田急百貨店町田店の食品売り場で、大阪出身の芸人による値切りのパフォーマンスが話題を呼んでいる。 地下売り場の改装で、8階に移設中の食品売り場を盛り上げようと、同店が実験的に導入。気さくなコミュニケーションで、客と店員の距離を縮めようとの狙いもある。 「も少し安くならんやろか」、「ほんまにメバルがそんな値段でいいの! 魚も泣く値下げやな」。午後5時過ぎの生鮮食品売り場。関西弁で軽妙に話すヒョウ柄のパンツ姿の女性が、買い物客の視線をくぎ付けにしていた。 女性は大阪出身の大道芸人・パフォーマーももさん(24)。メロンやステーキ肉など、高級食材の値下げを売り場の店員に迫り、値引きシールをどんどん貼っていく。 1パック1000円になった近江牛の細切れ肉が、あっという間に売り切れた。販売促進部マネジャーの篠塚記瑞さんは「普段の値下げより格段に早く高級食品が売れていく」と喜ぶ。 ももさん