個人のGメールアカウントにメールを送る際の要件を定めたグーグルのセキュリティーガイドラインが6月1日、全面適用される。なりすまし対策技術「DMARC(ディーマーク)」の実装や、ワンクリックでの配信停止などのスパムメール対策を大量送信者に求める。未対応の場合はメールが届かないなどの影響が出る可能性があるが、中小企業の多くは対応できていないとみられる。DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance) なりすましメールを判別する仕組みのひとつで、「送信ドメイン認証」と呼ばれる。同認証には「SPF(Sender Policy Framework)」、「DKIM(DomainKeys Identified Mail)」と呼ばれるものもある。SPFはあらかじめ登録した送信サーバーのIPアドレスを受信サーバー側で照