ポイント 短い遺伝子領域の同定に特化した手法を開発し7,901個の新規遺伝子を推定 シロイヌナズナからペプチドをコードする短い遺伝子を7,000個以上発見 植物の環境耐性強化や生産性向上につながり、農業分野での貢献が期待 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)と九州工業大学(松永守央学長)は、モデル植物であるシロイヌナズナの未知のゲノム領域から、小さなタンパク質であるペプチドをコードする短い遺伝子を、7,000個以上発見しました。さらに、これらの遺伝子の一部は、形態形成に関与することを明らかにしました。これは、理研植物科学研究センター(篠崎一雄センター長)機能開発研究グループの花田耕介客員研究員(九州工業大学若手研究者フロンティア研究アカデミー准教授)、樋口美栄子研究員、植物ゲノム機能研究グループの松井南グループディレクターらの共同研究グループによる成果です。 生命現象を理解するには、全DN