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ブックマーク / dennou-kurage.hatenablog.com (10)

  • 「ただの知識」だけ学校で教えてもあまり役には立たない - 脱社畜ブログ

    ちきりんさんが、何やらまた議論を呼びそうな記事を書いていた。 下から7割の人のための理科&算数教育 - Chikirinの日記 そして、有力な批判はこちら。 ちきりん氏のお粗末な科学教育論 - バッタもん日記 ちきりんさんのパーソナリティに言及した部分はともかく、ちきりんさんの意見に対する批判については、僕もこの方とほぼ同意見である。どんな職業についてる人でも、今の仕事に100%役立つことだけ学んできたなんてことはありえないし、少なくともそういう最適化を高校生ぐらいまでにしてしまうことは、最適化をしていると見せかけてただ単に自分の可能性を狭めているだけだ。 この議論を見ていてしみじみと感じるのは、「ただの知識」と「体系的な知識」では有用性がぜんぜん違う、ということだ。例えば、ちきりんさんは学校では「生活するために必要な科学知識」として以下のようなものを教えるべきだと主張している。 ・リボ払

    「ただの知識」だけ学校で教えてもあまり役には立たない - 脱社畜ブログ
  • 子供には自分が「婚外子」になるかどうかなんて選びようがないわけで。 - 脱社畜ブログ

    だいぶ長く時間がかかったが、ようやく非嫡出子の相続分を嫡出子の二分の一と規定する民法900条4号ただし書について、最高裁の違憲判断が出た。 「婚外子」相続差別 最高裁が違憲判断 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130904/k10014279131000.html この規定は、前々から「違憲では」と言われ続けてきたものだ。平成7年7月5日の最高裁決定では合憲判断が出たものの、5人の裁判官による反対意見が付され、国会でも改正を求める声が上がっていた。今回の違憲判断は「やっとか」というのが僕の正直な感想だ。 さて、この判断についてよくないと思っている方々が結構いるようである。特に、Yahooニュースのコメント覧の内容にはちょっとびっくりさせられる。 婚外子相続格差は違憲=「家族形態は多様化」―民法規定めぐり初判断・最高裁大法廷 http://headline

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    tetrahymena
    tetrahymena 2013/09/04
    同意。子供には選び様が無い点で格差が生じるのは差別そのもの。金持ちの家云々のツッコミも確かにあるが、それは教育の機会の均等化などの政策によって緩和すべき問題。
  • 有給休暇が消化できないのは、タダ働きと変わらない - 脱社畜ブログ

    人の有給休暇の消化率が世界的に見ても悪いという話は、たびたび聞く。たとえば、以下の記事を見ると分かるが日の有給消化率は38%とダントツで最下位だ。 日人は休みベタ?有給休暇国際比較調査2012|エクスペディア http://www.expedia.co.jp/corporate/holiday-deprivation2012.aspx 半分以上の人が、付与された有給を十分消化できずに終わっていることがわかる。欧米諸国と比べると、なんとも残念な数字である。 この、「有給が全部消化できない」 という状態は、僕はある意味ではタダ働きと変わらないと思っている。ふつう会社は、有給休暇の付与日数だけ休むことを念頭においた上で、その人の給料の額を決定している。たとえば、年間の休日が土日祝日すべて足して121日、有給付与日数が年間12日だったとしたら、365-121-12 = 232日の出勤日数に

    有給休暇が消化できないのは、タダ働きと変わらない - 脱社畜ブログ
    tetrahymena
    tetrahymena 2013/07/04
    はよう未消化有休の買い取り義務化を。
  • 地下鉄の24時間運行なんてやめておけ - 脱社畜ブログ

    昨日、思わず背筋が凍るようなニュースを見つけてしまい、朝から憂だった。 都営地下鉄を24時間運行 3大都市圏に特区検討 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1505J_V10C13A4MM8000/ 都営地下鉄だけでなく、都バスまで24時間運行を検討しているらしい。「利便性」だけ考えると、終電が無くなって電車やバスが24時間走るようになるのは決して悪くないように見える。確かに、例えば金曜日の夜とかに友人と飲んでいて、あっという間に終電の時間が来てしまって、ちょっと名残惜しい気持ちになったりすることはある。 もっとも、終電には「区切り」を作るという重要な役割があることを忘れてはならない。特に、労働環境が劣悪で深夜残業が常態化している会社が山ほどある我が国においては、終電によるタイムリミット効果は多かれ少なかれ確実に「ある」と思われる。そもそもこの計画

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  • 「容疑者」=「犯人」ではないという当たり前の話 - 脱社畜ブログ

    誤認逮捕で話題になった遠隔操作ウイルス事件で、真犯人と疑われる男性が逮捕され、またもやこの事件に関する注目が集まっている。 遠隔操作ウイルス 都内の30歳男に逮捕状 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130210/k10015420371000.html 遠隔操作事件で男を逮捕 容疑を否認 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130210/k10015423131000.html 悲しいことに、日では容疑者として報道されると、それはもう犯人として報道されたことと同じになってしまう。刑事訴訟法には「無罪推定の原則」というものがあって、被告人は有罪判決が確定するまでは無罪として扱われるはずなのだが、日のマスコミはそんなことお構いなしで、警察に逮捕された時点で容疑者が否認したとしても犯人であると決めつけ、その人の私生活やら卒業

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  • 経済合理的に行動することが、なぜ批難されなければならないのか - 脱社畜ブログ

    埼玉県の公立学校教員110名が、退職手当減額の前にかけこみ退職を希望しているそうである。そのうち30名は学級担任のようで、埼玉県知事はこれについて「2か月も残して辞めるのは無責任のそしりを受けてもやむを得ない」と批難しているとのことだ。 退職金減額前に教職員大量退職 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130122/k10014967521000.html 教員駆け込み退職希望、30人は学級担任…埼玉 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130123-OYT1T00015.htm 退職金少しでも多く… 教諭の駆け込み退職続々 埼玉 http://www.asahi.com/national/update/0122/TKY201301210540.html ニュースによると、1月末に退職に踏み切れば、受け取れない2

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  • 新卒=コストと思うなら、はじめから新卒なんて雇うなよ - 脱社畜ブログ

    これは僕の知人が新卒で入社した会社の話なのだが、彼は入社してすぐの新人研修で、先輩社員から「お前ら新卒はコストだ」と言い放たれたそうである。叱咤激励の類と捉えられないこともないが、それからも事あるごとに「コストだ、コストだ」と言われ続け、「一刻も早く利益を生み出せるようになれ」と何度もプレッシャーをかけられたという。 この手の話は決して珍しい話ではないようで、『ブラック企業いつぶす妖怪』(今野晴貴)にも同じような話が出てくる(pp.28 - 31)。「新卒=コスト」だと言って新卒を罵るという手法は、新人にプレッシャーをかける方法の定番であるようだ。 純粋に経営という観点のみから考えると、新卒社員が入社してしばらくは利益をもたらさない存在であることは紛れも無い事実である。もっとも、そんなことは雇う前から分かっていたはずである。だからこそ、新卒社員に対しては研修を行うわけであり、長期

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  • 給与・待遇に比例しない責任がなぜ正当化されるのか - 脱社畜ブログ

    数日前に話題になった、ヨーカ堂の「正社員半減」に関するニュースを読んでいたら、そのあまりにも酷い中身に腹が立ってきた。 ヨーカ堂「正社員半減」の挑戦 パートに託す命運 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1902K_Z11C12A2000000/?dg=1 ヨーカ堂のやっていることは、単なる業績悪化に伴う人件費削減にすぎないのだが、それがまるで美談であるかのような書きっぷりをしているところが、いかにも日の「労道」という感じがする。給与や待遇よりも、やりがいがある仕事を与えることが一番いい、とでも言うかのような書きっぷりである。 特に酷いと思ったのが、以下の部分。 能力とやる気を引き出すには正社員以上に強烈なインセンティブが必要だ。今回の改革でも上級職「ベストリーダー」を新設する予定だが「給与体系の見直しなどはこれから」(ヨーカ堂)。 人件費を抑えな

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  • 「イクメン、弁当男子」が、出世できない本当の理由と「出世」の罠 - 脱社畜ブログ

    今日は朝から、ものすごく時代錯誤なニュースを見てしまい、思わずめまいを感じてしまった。 「イクメン、弁当男子」は、なぜ出世できないか http://president.jp/articles/-/8136 これは、どこから突っ込めばいいのか悩んでしまう。そもそも、記事タイトルの「イクメン、弁当男子」は、なぜ出世できないかの答えは記事の中には示されていない。記事の中身は典型的な「昔はよかった」論、「最近の若者はダメだ」論であり、飲み屋で親父がグダグダとくだをまいているのを聞いているような感じである。おそろしいのはこの人が伊藤忠商事の社長であるということだ。こういう考え方の人が、大企業のトップにもいるということはよく覚えておいたほうがいいと思う。 最近は、公の場でこういうことを言ったり書いたりする人は少なくなったような気がするが、現実の会社では、年齢が上の人を中心に、まだまだこういう考え方も根

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  • 「社会人なら体調管理はできて当然」とか簡単に言うな - 脱社畜ブログ

    11月も、もうすぐ終わりである。気温もだいぶ低くなり、今年も風邪が蔓延する季節が到来しようとしている。このブログを読んでいるみなさんも、どうか風邪には気をつけて欲しいと思う。万が一引いてしまった時は、無理をせずに体を休めて欲しい。 さて、今日はそんな体調管理についての話を書きたいと思う。書きたいのは、「体調管理は社会人の常識」という言葉についてだ。僕は、この言葉に全力で違和感を感じている。 これは、突然仕事を休んだりすると周りに迷惑をかけるので、社会人なら体調管理には常に気をつけなければいけない、という趣旨の言葉である。確かに、突然休んでしまったりすると、仕事上の問題が発生することもあるのは事実だ。そういう事態は、もちろんないほうがいいに決まっている。 しかし、風邪を引いたり体調を崩したりすることについて、人の帰責性はそんなに強いものなんだろうか。体力は人それぞれだし、体調管理をどんなに

    「社会人なら体調管理はできて当然」とか簡単に言うな - 脱社畜ブログ
    tetrahymena
    tetrahymena 2012/11/30
    ちなみに家族持ちだったりすると、家族の看病や子供が保育園でもらってきた風邪(凶悪な場合が多い)をうつされる等のイベントが増えますので、管理職はその辺も考慮したリスクマネージメントを。
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