勘違いしてはいけない。薄汚い老人になるのがいやなら若作りしろなどと言っているのではない。老人になるということは若さによる美しさから遠ざかることなので、それぞれが老人独特の美しさを見出さなければならないと言っているのである。 どうせわしは老いぼれだ、薄汚いがゆえに人から嫌われても構わないのだと思っているのならそれでもよかろう。しかし人からは嫌われるより好かれた方がいいのである。老醜をさらけ出して平気という開き直りは損でしかない。 ちょい悪老人というのは案外好かれるし特に若作りしなくてもわりあいいい男が多いので、この辺を志向するならさほど無理しないですむからお薦めだろう。おれの場合は演技の勉強をしてきたので、いろんなタイプの老け方を心得ているからずいぶん得をしている。 老醜は何よりも精神から発する。ずいぶん以前のことだが、二枚目意識と道徳について考察したことがある。自らを二枚目に擬していればあ
書籍「ファクトフルネス」は、TEDトークで、データに関する伝説のプレゼンテーションを遺したハンスロスリング氏が書いた書籍です。 彼のプレゼンテーションは、TEDトークの数ある人気プレゼンの中でも、私のダントツのお気に入り。 この動画の4分ぐらいからの1分間なんか芸術ですよね。 私たちが昭和の頃から思い込んでいる発展途上国という概念が、もはや適切ではない言葉であることを思い知らせてくれる楽しいプレゼンですし。 こんなにデータを分かりやすく楽しく見せてくれるプレゼンを見たのはこの時が初めてでした。 たぶんこのプレゼンを初めて見たのは2007年だったと思いますが、今でもあの時の感動は手に取るように思い出せます。 そんなロスリング氏の書籍が出たということで、日本語版が出るのを楽しみに待ってたんですが。 光栄なことに中川さんから一足早く献本いただいたので、早速読ませていただきました。 結論から言うと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く