・シャープの敗因はもっと深いところに根があるのではないか。それを示唆する内容が『週刊東洋経済』(2012.7.28)に 掲載されている。元シャープ副社長の佐々木正氏の回顧だ。 >シャープと韓国サムスンとの関係は長きにわたります。サムスンは商社から始まって、電器産業に進出したが、半導体の >開発で行き詰った。それで、李健熙さん(現会長)がわざわざ訪ねてこられた。1970年ごろのことです。 >当時、日韓定期閣僚会議が始まり、両国間で提携の機運が高まっていました。ところが、日本電気の小林(宏治・ >元会長)は、「韓国は技術を盗んでいく」と警戒感をあらわにしていた。困った李さんが、「何とか小林さんを納得 >させてほしい」と。(中略) >それ以降、李さんが頼りにしてこられるんです。半導体の開発にしても、「佐々木さん、辞めてこっちへ来ませんか。 >韓国籍にならんか」とまで言う(笑)。じゃあ、僕がシャー