6. 心掛けてること一覧 • グチるな、歯止めがきかなくなるぞ • グチって終わるな、正面から議論に挑め • 好奇心はあるものではなく、持つものだ • 無知は罪ではない • 視野を広く持つべし • 休息は大事!
読者の皆さんは、「Cyan」(サイアン)という言語をご存じないかもしれない。Cyanは、Lispのマクロを持ち、Python風のインデントによってブロックを表すプログラミング言語。2008年の春、林拓人という1人の高校生によって設計された。 連載第1回の竹内郁雄氏が「開発」の天才、第2回の五十嵐悠紀氏が「発想」の天才とするならば、今回の林氏は「プログラミング言語」の天才だ。 林氏がプログラミング言語に初めて触れたのは中学3年の夏休み。そこから冬休みまでの5カ月間に、5つのプログラミング言語を習得した。その後もいくつかのプログラミング言語を学ぶ中、林氏の興味はWebサービスなどのものづくりには行かず、ひたすら言語自体へと向かっていった。 高校2年の春、自身でプログラミング言語Cyanを作り上げた。Cyanを設計した林氏は、「U-20プログラミング・コンテスト」(以下、U-20プロコン)で経済
五十嵐悠紀氏 撮影:奥村佳史 「コンピュータを使っている人は多いですが、インターネット以外の楽しみ方はまだ一般的ではないと思います。『コンピュータで自分の好きなことができるんだ』『こういう使い方もあるんだ』とコンピュータをもっといろいろな用途で使ってほしい。現在、個人でワークショップを開き、子どもたちに私が開発したソフトウェアを触ってもらう機会を設けています。私が開発したソフトウェアをきっかけにコンピュータに親しんでくれるとうれしいです。今後、コンピュータの使われ方が変わっていく様子を見ていきたいです」 2005年、お茶の水女子大学 理学部 情報科学科での卒業研究、“Automatic Cross-Sectioning Using 3D Field Topology Analysis”(位相構造に基づく自動断面生成)(注1)が、米国ACM学会(アメリカ
竹内郁雄氏(61歳) 撮影:大星直輝 竹内氏によると、Lispはすべての言語の原点なのだという。「いまRubyがブームだが、Rubyは要するにカッコのないLisp。XMLもぶ厚いカッコのあるLisp。いろいろなプログラミング技法を見ますが、『Lispにあった』ということが多いです」(竹内氏) 竹内氏の業績をひと言で語るのは難しい。1971~1973年、日本電信電話公社(現NTT) 武蔵野電気通信研究所 基礎研究部において、Lispを使った自然言語処理システムの研究を行い、1974~1979年、同研究所で人工知能研究を支援するための記号処理システムを次々に開発。1980~1986年、同研究所などで同社比約1000倍の規模の記号処理システムTAO/ELISを、ハードウェアからOS、応用ソフトまで一貫して設計・実装した。ELISについては竹内氏の功績を含めコン
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