もう一回だけ、本題から外れたテーマに触れることにいたします。 これまでのマスコミ報道から、検察の取り組み状況を推察し、今後の成り行きを考えてみますと、ライブドア事件の全容が解明されることなく、中途半端な状態で幕引きされることになるかもしれません。 今のところ、関係会社であるライブドアマーケティングにからむ風説の流布と偽計が立件され、更にライブドア本体の第9期(自平成15年10月1日、至同16年9月30日)の連結ベースでの53億円の粉飾決算が立件される見込みのようです。 この他にも立件されるものがあるかもしれませんが、仮にこれだけで終るものとすれば、文字通り氷山の一角と言ってもいいでしょう。 私の“想定内”には、 1. 粉飾決算は、第9期のみならず、上場以来の全ての期、つまり第5期から直近の第10期まで、全てにわたって行われていた形跡があること、 2. マザーズへの上場自体がイン