NPO法人日本スペースガード協会(東京・渋谷区)は24日、3年前に小中学生の2人が発見した小惑星が国際天文学連合に正式に登録された、と発表した。 2人には小惑星の名付け親になる権利が与えられる。同協会は「小中学生が発見した小惑星が登録されたのは世界的にも例がない」としている。 2人は、神奈川県大和市の麻布高校2年の茂木遥平君と、岡山県井原市の市立美星中2年の金高佑斗君。それぞれ中学2年、小学5年だった2009年11月に同協会が開催した「スペースガード探偵団」に参加。直径1メートルの望遠鏡を使って、新しい小惑星を発見した。追跡調査で軌道が決まり、正式登録に至った。 小惑星までの距離は約3億キロ・メートルで、火星と木星の軌道の間に位置する。直径は2~4キロ・メートルとみられる。