オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする(4) 2011年2月25日 環境サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィード環境サイエンス・テクノロジー 4/4 バイオ燃料でエネルギーが無尽蔵の世界を実現する ──実用化の課題としては、どのようなものがありますか? バイオ燃料を実用化するための舞台は、生産、収穫、抽出という3つのステージに分かれます。 生産での難関は「攪拌」(かくはん)、つまり藻を培養槽の中でかき混ぜることです。下手すると、全工程の半分以上のエネルギーが攪拌に費やされますから、ここでのエネルギー消費をいかに抑えるかが課題になります。 次の収穫も全工程の20〜40%のコストを消費すると言われています。凝集沈殿、遠心分離、フィルターなど、さまざまな手法がありますが、まだ実験室レベルでしか検証されていません。凝集沈殿なら投入した凝集剤をどう回収するか、遠心