衆議院は21日の衆院本会議で、約2年ぶりに解散された。安倍晋三首相は、党本部で日刊スポーツのインタビューに応じ、野党の「大義なき解散」批判に、反論。解散総選挙で、震災からの復興を含めた政治空白が起きる懸念について、「民主党政権で進みましたか。無能な政府があった方が何も進まない」。民主党を無能呼ばわりし、敵意をむきだしにした。本会議では、恒例の「万歳」が2度起きるハプニング。何かが起こりそうな、師走の与野党決戦が幕を開けた。 -今、解散する理由は 首相 野党時代、民主党はマニフェストに消費税を上げるとひと言も書かず、法案を提出した。重い判断をするなら、解散して国民に信を問うべき。私たちにはその責任がある。2年前の総選挙で(野党時代の)3年間苦しい浪人生活を送り当選した仲間がたくさんいる。その仲間の首を全員切るんですから。重い判断ではあるが、自民党の主張は一貫しています。 -野党は「大義がない