昨年12月、5年ぶりに復活したM-1グランプリはトレンディエンジェルの優勝で幕を閉じた。しかしM-1と言えばやるたびに「さまざまな疑問や意見」が噴出することでも知られる番組である。今年も北野武氏が「審査員が全部M-1とったやつだろ? どうみたって、審査員は『こいつならいくら売れてもおれを追い越せない』っていうのしか選んでない」と発言して物議を醸した。 そんなM-1グランプリについて、あるお笑い関係者が実名でその問題点について語ってくれた。 「まずは優勝したトレンディエンジェルにはおめでとうと伝えたい」 と祝辞を述べたこの人物はオール阪神・巨人をはじめ、数々の芸人たちの漫才台本を手がけ、現在はよしもとNSCで芸人育成の講師を務める漫才作家の本多正識氏だ。本多氏はこれまでもナインティナインをはじめ、キングコング、南海キャンディーズなど今のお笑い界を牽引する芸人たちを育てた、いわば芸人たち