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ブックマーク / stroszek.hatenablog.com (4)

  • ある現代芸術家の肖像−『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』から見える、現代アートにおける「オリジナル」と「複製」の関係について - Stroszekの日記

    渋谷シネマライズで、『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を観てきました。(Dir. Banksy, Exit Through the Gift Shop, 2010, United Kingdom, United States.) 個人的に、今年のベストテンには入る映画です。とても爽やかな青春映画を観た気分です。どこが爽やかって、冒頭、夜の街を自らの作った絵で彩っている若いアーティストたちの姿です。彼らの活動を応援するように、Richard Hawleyの"Tonight the Streets are Ours"という曲が流れてきます。しかし、映画は彼らの物語ではなく、ティエリー・グエッタ、のちのMister Brainwash(MBW)という「ある現代アーティスト」の誕生譚にシフトしていきます。 - 作品自体がドキュメンタリーかモキュメンタリーか、議論の的となっていましたが、私の

    ある現代芸術家の肖像−『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』から見える、現代アートにおける「オリジナル」と「複製」の関係について - Stroszekの日記
  • "Where Is My Mind?"-『エンジェルウォーズ』感想 - Stroszekの日記

    渋谷シネパレスで『エンジェルウォーズ』を観てきました。(Dir. Zack Snyder, Sucker Punch, 2010) 徹底的に決定権が男性の手に握られた世界で、少女たちがそれを取り戻すまでの物語として、面白かったです。 以下、ネタバレ感想。 劇場に座ると、Pixiesの"Where Is My Mind?"とビョークの"Army of Me"が延々ループでかかっていたんですね。 映画のなかでも重要なシーンで使われていました。 "Where Is My Mind?": (私の心はどこへ行った?) Oh - stop あー、止め With your feet in the air and your head on the ground 足は宙に、頭は地面に Try this trick and spin it, yeah さあ、回してみるの Your head will coll

    "Where Is My Mind?"-『エンジェルウォーズ』感想 - Stroszekの日記
  • 『虐殺器官』、『ハート・ロッカー』、『インセプション』 - Stroszekの日記

    伊藤計劃の『虐殺器官』(早川書房, 2010年第1刷)を読んだ。 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/02/10メディア: 文庫購入: 75人 クリック: 954回この商品を含むブログ (517件) を見る 粗筋は以下の通り。 「9.11以降の、 “テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、先進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれている謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……彼の目的とはいったいなにか?大量虐殺を引き起こす “虐殺の器官”とは?」(裏表紙粗筋紹介参照) 虐殺器官の正体とジョン・ポールの動機という縦軸にも興味を引かれたが、私が驚いたのは、この小説の中と最近観た映画(特に『ハート・ロッカー』

    『虐殺器官』、『ハート・ロッカー』、『インセプション』 - Stroszekの日記
  • どてらいやつらは止まらない−『アンストッパブル』感想 - Stroszekの日記

    渋東シネタワーにて、『アンストッパブル』を観てきました。(Dir. Tony Scott, 2010, 米) 以下、観てきたばかりの感想を書きます。内容に触れていますので、未見の方は注意! いやー、面白かった。 無人で走り出しどんどん加速していく貨物列車(有毒化学物質搭載)を、新米車掌とベテラン機関士がなんとか止めようとする話。 粗筋紹介が一文で済むって素晴らしいです。シンプル・イズ・ベスト! これ、はっきり言って人災と悪運が積み重なって起こった事故なので、悪人は一人も出てきません。 ちょっと自分の仕事にだらしない奴や、会社の利益を第一に考え、町の人々の命を危険に晒す社畜のみです。 しかし、この「だらしない奴」の描き方がすばらしかった!! なんていうんでしょう、画面に大写しにされるボンクラの顔! 事件の発端となったのは、貨物列車を運転していた運転士が進路を自分で切り替えようとして、ちょっと

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