今回は何となく思ったことをつらつらと書いてみます。 少し前に,ゼミ選びの記事を書きました。その際に,学部のゼミ選抜と大学院生の選び方について少しだけ触れました。 学部生の段階では,研究についてあまり知識がありません。そういう場面では,結局は成績が良いかどうか,人物的に望ましいかどうか,ということが重視されます。ゼミに入る段階の研究計画は,なかなかそのまま研究に結びつくような内容というわけでもなく,その学生が何に興味があるかという情報がほとんどだからです。 その一方で大学院生の選抜の場合には,研究ができるかどうかがひとつの大きな要素になります。研究のスキルを身につけているか,あるいは身につけられそうか,心理学の知識が十分にあるか,限られた期間でそれなりに研究ができそうか,といったことが判断の大きな要素になります。そういう点で,卒論など何か書いたことがあればそれがどんな内容か,という実績も大き
豊かになるためには、労働生産性を上げなくてはならない。働き手を増やしたり、勤めを長くしたりすることには、限度があるからだ。そうなると、より多くの生産をしようとするなら、設備投資をして、装備する資本を増やす必要がある。すなわち、労働生産性を上げるということは、設備投資をするということなのだ。その際、できるだけ効果の高い設備投資を選ぶべきは当然だ。焦点は、どうやって設備投資を増やすかである。今回は、ミクロの生産性まで論じている宮川努先生の『生産性とは何か』を参照しつつ、考えてみたい。 ……… 何に設備投資が最も左右されるかというと、経験的には明らかで、需要である。売上が増えると見込めば、設備投資するという平凡な事実だ。ところが、そうなると、生産性の向上が成長を生み出すのか、逆に、成長が生産性の向上をもたらすのか、因果関係が不分明になる。実際には、相互作用があるわけだが、ともすると、革新性があれ
今回は,歴史をおおまかにたどりながら,遺伝と環境と運命論と自己責任論について考えてみようと思います。あくまでも,考えていることをざっとおおまかなラフスケッチとして描いてみるだけですので,多分に自分の解釈が入っていることはご容赦ください。 優生学19世紀後半に優生学という学問が始まり,注目を集めました。優生学の創始者はダーウィンのいとこのゴルトンです。ちょうど19世紀なかばにダーウィンの種の起源が出版され,進化や遺伝の考え方が世の中に広まっていく中で,優生学という学問が生まれていったのです。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く