Adobe Systemsは米国時間3月21日、「Adobe Reader」と「Adobe Acrobat」に影響を及ぼす「Adobe Flash Player」の深刻な脆弱性に関して、フィックスを公開した。この脆弱性は、電子メールで「Excel」ファイルを配布し、そこに埋め込まれているFlashファイルを経由した攻撃で悪用されたと報じられている。 先週の報道によると、この脆弱性を利用することで、攻撃者はシステムをクラッシュさせたり、乗っ取ったりすることができるという。AdobeはAdobe ReaderとAcrobatを標的とする攻撃を確認していないと述べ、サンドボックス技術を取り入れた「Adobe Reader X」の保護モードによって、この種の悪意あるプログラムの実行を防止できることにも言及した。 セキュリティ情報ページによると、このバグはバージョン10.2.152.33以前のWin