原爆慰霊碑に献花したサミット招待国の首脳や国際機関の代表たち=21日午前9時31分、広島市中区(撮影・山田尚弘) 広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)の拡大会合に招かれたインドや韓国など8カ国の首脳が21日、平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑に献花した。国連のグテレス事務総長たち国際機関のトップも参加。原爆資料館を見学し、被爆の惨状に触れた。 インドのモディ首相や韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領たちが、この日の討議を前に訪問した。資料館の展示品を見学後、岸田文雄首相とともに歩いて慰霊碑の前へ。横一列に並んで子どもたちから花束を受け取り、それぞれ手向けた。「過ちは繰返しませぬから」などと刻まれた碑文について、松井一実市長の説明を時折うなずきながら聞いていた。 招待国8カ国で唯一、核兵器を保有するインドの首相の訪問は、同国が初の核実験をした1974年以降で初めて。参加した首脳はほか