大津市は、水上飛行機の復活に向けて11月下旬に実証飛行を行う。琵琶湖では約50年前まで水上飛行機による遊覧飛行が行われており、再び観光資源として生かせるか可能性を探る。 実証飛行は、広島県尾道市の「せとうちSEAPLANES(シープレーンズ)」の水上飛行機1機で実施する。まず関西国際空港から約25分かけて大津市におの浜4丁目のびわ湖大津プリンスホテル前の桟橋に到着。その後、琵琶湖上空や京都駅周辺などを巡る約30分の遊覧飛行を1日3便運航する。1便あたり乗客6人まで搭乗でき、関係者や招待者を乗せる予定。 琵琶湖では1961年から72年までの11年間、大津市の浜大津で水上飛行機の遊覧飛行が行われていたが、利用低迷で廃止となった。その後、県内の経済界や県も復活に向けて検討を進めてきたが、河川法や自然公園法、漁業関係者との調整などの課題もあり、実現していなかった。 佐藤健司市長は「琵琶湖の姿や周辺