シリーズ「生活保護の闇」。 最終回、5回目は大阪市に生活保護を求めて他の自治体から流入してくる受給者の実態に迫ります。 生活保護は受給の希望者がいる自治体に保護する責任があり、毎月の費用の4分の1を負担します。 しかし、大阪市以外の役所の職員がホームレスの人に大阪行きの切符を手渡し、追い払っているという疑惑が浮上しました。 大阪・西成区、あいりん地区。 冷たい路上に敷かれる布団。 気温1度― 建物の外に広げられたブルーシートの下で眠る人々。 この夜、NPOによるホームレス支援策に参加したのは70人、その数は例年より大幅に減った。 「野宿生活者も去年に比べると半分になっていますね。生活保護に対する規制緩和というか、そこらへんがかなり影響しているでしょうね」 大阪市の生活保護受給者は去年4月から倍以上のペースで増加し、現在は13万6,000人以上、あいりん地区では3人に1人が受給者だ。 なぜ