白物家電で世界大手の中国・海爾集団(ハイアール)が、三洋電機のブランド「AQUA(アクア)」の洗濯機や冷蔵庫を2012年1月にも日本市場で発売することが17日、わかった。 三洋の親会社のパナソニックとハイアールが18日にも最終合意する見通しだ。 三洋はアクアブランドを洗濯機だけで使っていたが、ハイアールは冷蔵庫にも拡大し、製造や販売を担う子会社を設立する考えだ。低価格帯を中心に、既存のハイアールブランドの製品展開も続ける。 パナソニックは今年7月、三洋の洗濯機と冷蔵庫の事業を12年3月までに売却することでハイアールと基本合意し、当初は今年9月末の最終合意を目指していた。売却額は約100億円とみられる。