「もうすぐ待望のわが子に会える!」 陣痛の痛みを呼吸法などで逃している間、誰もがそうやって自分を励まし、なんとか一回、一回、陣痛の波を乗り越えているのだと思います。 私の第一子の出産は、34歳の時のことでした。 高齢出産ギリギリです。 入院時までの流れは、深夜0時ごろ、おしるしから始まり、そこから自然と陣痛が来て、軽い陣痛、かなり痛い陣痛、痛みの間隔も狭まったり、長くなったりと、不規則ながらも朝にかけて少しずつ、陣痛が強くなってきました。 ほぼ眠れず、お昼過ぎまで我慢し、病院へ行くと、子宮口が、4~5cmと言われました。 「きっと今日中には赤ちゃんに会えるんじゃない?」 午後2時、その時の助産師さんのお言葉でした。 「今日会えるのかな」 出産は怖いけれど、やっぱり早く会いたい…。 ですが、午後6時になっても、子宮口は5cmから変化がありませんでした。 助産師さんが、リラックスする事が大事よ