先月の台風21号で、大阪湾の沿岸で被害が相次いだ高潮について専門家が調査したところ、海水の高さは高波の影響も加わり6m以上に達していたことがわかりました。 その結果、大阪府から兵庫県にかけては高潮の影響で3mから3.5mの水位の上昇があり、このうち大阪湾の奥にあたる大阪 南港や兵庫県芦屋市では、高波による影響も加わり海水の高さが6m以上に達していたことがわかりました。 堺市や兵庫県洲本市でも5mを超え、湾の広い範囲で高い海水が到達していたことが確認されたということです。 一方、被害は防潮堤の外側に作られた比較的新しい埋め立て地などに集中していたということです。 森准教授は「被害は受けなかったものの、防潮堤の最上部にあと50cm程度まで海水が迫っていたところも数多くある。大潮の時期に、より強い台風がきた場合はこれで対策が十分なのか課題が突きつけられた形だ。防潮堤の外にある埋め立て地も含めて、