価格の高騰と稚魚の減少が心配されているウナギ。 このウナギが、大阪の都会の真ん中を流れる「淀川」でとれるというのです。 「淀川で本当にウナギがとれるのか?」追跡取材を始めた結果、このウナギを大阪の特産にしようという動きまで広がっていることが分かりました。 大阪放送局の立岩陽一郎記者の報告です。 淀川にウナギはいるのか? 「淀川でウナギが取れる」この話を私が取材先から聞いたのは去年9月のことでした。 「本当なのか?」いろいろなところを尋ねて回ったところ、地元の伝統食材の普及に取り組んでいるNPO「浪速魚菜の会」の代表、笹井良隆さんが協力を申し出てくれました。 そして去年11月、地元の漁師、松浦万治さんに船を出してもらい、笹井さんとともに乗り込みました。 「ここ数年で、ウナギがかなり獲れるようになった」と答えた松浦さん。 松浦さんのウナギ漁は、竹の筒を川に沈めるという伝統的な漁法で