世界第3位のパソコンメーカー、アメリカのデルの創業者が株式の非公開化を提案し投資ファンドと対立している問題で、デルの取締役会は、2日、株主総会の投票を来月に延期すると発表しました。 株主総会の延期はこれで3度目で上場企業としては異例の対応になります。 デルの創業者のマイケル・デルCEO=最高経営責任者らは、株主の意向に左右されずに経営改革を進めるため、デルの株式を非公開化する提案を示していますが、著名な投資家カール・アイカーン氏が率いる投資ファンドなどは、非公開化に反対し独自の買収提案を示して対抗しています。 デルは、2日、株主総会を開き、株主に賛否を諮る予定でしたが、創業者側が株式の買い取り額を1株当たり10セント引き上げたうえで配当を増やすという新たな提案を示したことから、投票は来月12日に延期されることになりました。 株主総会の延期はこれで3度目で上場企業としては異例の対応になります