今年は3Dテレビ元年といわれています。Sony・Panasonicを筆頭に各社、映像が立体的に見える3Dテレビを世界展開してくるわけですが、なぜ今年こんなに「3D!3D!」と言うようになったのかというと、その震源地は映画大国アメリカ。 数年前から徐々に3D上映する作品が増え始め、その映画館での映像体験を家庭にもということで、技術開発が進み、今年ようやく満足いくレベルの3Dテレビが出せそうな状況が整ったので、一気に注目を浴びるようになったというわけです。 そんなエレクトロニクス業界の期待を背負う3Dテレビ、日本ではなじみが薄いために「本当に3Dテレビなんて流行るの?」と懐疑的な見方もあると思いますが、あのアメリカ人をここまで駆り立てるほど映像体験とはどのようなモノなのか、とにかく自分の目で見てみないことには話が始まりません。 そこでこの年末年始最も話題を呼んでいる3D映画、『タイタニック』の
『アバター』3Dは、もはや普通の映画映像ではなく、例えば万博パビリオンで好奇心旺盛な来場者が初めて眼にするような革新的映像だ。上映開始直後、<憑依人体・アバター>の視界を通じて、未知の星・パンドラの森にまるごと没入して僕はそう思った。 まったくの私事だが、僕は業務として某博覧会の映像製作に携わっていた時期がある。結構前の話になってしまうが、その時点で、3D映像のテクノロジーと可能性を検証し、裸眼立体映像やヘッドマウントディスプレイによるMR(Mixed Reality)、全天周360度スクリーンなど、ハード・テクノロジーを通じて、どのような3Dコンテンツ表現が実現できるかを試行錯誤し、製作に従事するスタッフのひとりだった。 2009年12月22日の先行上映で『アバター』を、109シネマズ川崎のIMAX3Dで観てきたのだが、映像表現だけで、このレベルまで3D映像をプレゼンテーションする、ジェ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く