SF作家の小松左京さん死去 7月28日 16時15分 「日本沈没」や「復活の日」などで知られる日本を代表するSF作家の小松左京さんが、26日、肺炎のため亡くなりました。80歳でした。 小松左京さんは大阪市出身で、京都大学に在学中に同人誌で作品を発表し、卒業後、経済誌の記者や漫才の台本作家などを経て、昭和37年に文芸誌「SFマガジン」に投稿した作品が掲載され、SF作家としてデビューしました。昭和38年の日本SF作家クラブの発足当時から参加し、「日本アパッチ族」や「エスパイ」、「果しなき流れの果に」などの話題作を次々に発表しました。中でも昭和48年に発表した「日本沈没」は、地殻変動で日本列島が海に沈むという壮大な物語を科学的な知見に基づいて克明に描き、その年に400万部を超えるベストセラーになって映画化されるなど、社会現象を起こしました。小松さんは、その後も、新型ウイルスの恐怖を扱った「復活の