全米オープンを中継するWOWOWは、23日に緊急特番として「錦織圭ドキュメンタリースペシャル」を放送することを決定した。錦織の活躍により、1~4日にかけて加入希望者が殺到し、受け付けの電話がパンク状態だという。関係者は「うれしい悲鳴」と苦笑いだった。 テニスの国際大会は一時期に比べ、地上波での放送が減少しており、今大会も他局は放送権を獲得していない。日本時間9日早朝の決勝も、WOWOWの独占中継となる見通しだ。 地上波では、TBSが全米オープンを2004年まで放送するなど、民放でもテニスの4大大会を放送していたが、いずれも撤退。NHKは近年、主にウィンブルドンを放送している。 民放キー局幹部は「試合時間が読めないテニスは編成しづらく、スポンサー集めも難しい。時間的制約の大きい地上波の中継とは相性が悪い」と打ち明ける。さらに「視聴率は日本人選手の活躍次第で、一種のばくち。悔しさはあるが、これ