国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)は12月2日、都内においてGLOCOMフォーラム 2003を開催した。基調講演にはスタンフォード大学ロースクール教授のローレンス・レッシグ氏が登場し、情報化時代における知的財産権のあり方について講演した。 レッシグ氏はインターネット上の知的財産権に関する活動家として名高く、Microsoftの反トラスト法訴訟では裁判所から「スペシャルマスター」に任命されたこともある。山形浩生氏が日本語訳を行った同氏の著書「CODE ― インターネットの合法・違法・プライバシー」や「コモンズ」は日本でも話題を呼んだ。 レッシグ氏は「情報化時代の知的財産権は保護すべきか、共有すべきか」という今回のフォーラムのテーマについて、「保護と共有のどちらも重要だ」と語る。レッシグ氏が問題としているのは、技術が進化しているにも関わらず、法律が変わっていないと