「光クラブ」設立前夜の日記を発見 服毒自殺の山崎晃嗣 2007年10月21日 敗戦間もない混乱期にヤミ金融会社・光クラブを経営し、社会問題となった末に服毒自殺した東大法学部生・山崎晃嗣(あきつぐ)(1923〜49)の日記が見つかった。金融業を始めてからの日記は死後に明らかになっているが、今回わかったのはそれ以前の1年半余の分。強い虚無感と軍隊での上官への報復心などが克明に記されていた。光クラブ事件を生んだ山崎の心理を生々しく伝えるものだと研究者は注目している。 今年の夏に、古書店が入手。26日から東京・神田で始まる古本まつりに出品される。 日記は、大学ノート3冊に記されたもの。46年3月24日に、「楽しいから生きてゐる。楽しみがなくなり苦しみが生じたら死ぬばかりである。生命などといふものは要するにつまらないものである」と書き出していた。 学徒出陣した山崎は、陸軍主計少尉となり北海道で終戦を