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東日本を襲った今回の大地震は、米内務省傘下で、地球科学の代表的な研究機関であるUSGS(米地質研究所)の研究者たちにも衝撃を与えた。近年、世界各地で相次ぐ大地震とは関連はあるのか。そもそも今回の大地震はなぜ想定できなかったのか。東北大学と共同研究に携わるなど、日本の地震予知研究事情にも詳しいUSGSの上級研究者、スティーブ・カービー博士に聞いた。 (聞き手/ジャーナリスト、瀧口範子) スティーブ・カービー(Steve Kirby)米国の地球物理学者。1968年から米内務省傘下の米国地質研究所(USGS:United States Geological Survey)に所属、現在は上級研究者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で地質学および地球物理学で博士号取得。17年以上にわたって、沈み込み帯(一方のプレートがもうひとつのプレートの下へと沈み込む地帯)の地質・地震研究に携わってきた。2004
震災以来、外国からのメディアの取材を受け続ける。 今朝の最初はBBCインターナショナルのラジオからの取材。 ウェブ上に、「日本政府はパニックを防ぐためにわざと嘘をついている」という記事が出ているが、どう思うか? はぁ!? コメントするのもばかばかしいが、ラジオのインタビューに答える。だいたい、誰がどんな媒体に書いているのかもわからない。「東電の対応はなっていないし、官邸のホームページはまだ一元化されていないし、保安院と東電はばらばらに記者会見やっているし、対応はまるでなっていないが、彼らは嘘はつかない」。 日本人は政府の対応を全く批判していないが、これはおかしいのではないか。 「あのね、何十万人がまだ避難している時に、批判している暇があったら、日本人は水と食糧とガソリンを届ける」。 しかし、民主主義に批判は必要ではないのか。 「そのうち政府の対応を検証する時期は来るが、今はそれよりも水と食
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