ドイツを代表する現代美術作家ゲルハルト・リヒターの新作展『New Strip Paintings and 8 Glass Panels』が、1月26日まで東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで開催されている。 1960年代から、フォトペインティングやカラーチャート、何層にも重ねた色が響きあう抽象画など、一貫して絵画の本質を追求しながら様々な試みに挑戦し続けてきたリヒター。2011年から今年にかけて、ロンドンやベルリン、パリで50年の軌跡を辿る大規模回顧展『Panorama』も巡回している。 同展は、ワコウ・ワークス・オブ・アートの20周年を記念して開催。リヒター自身が描いた抽象画を複雑にデジタル加工してプリントした最新作『Strip』をはじめ、8枚のガラスを使った立体作品、写真にエナメルで彩色を施したシリーズ『Museum Visit』からの作品20点など、日本未公開作品が展示され