世界の野生生物の専門家などで作るIUCN=国際自然保護連合は最新のレッドリストを公表し、世界的に生育量が減少しているなどとしてマツタケを新たに絶滅危惧種に指定しました。 今回はマツタケについて初めての評価が行われ、生育量が著しく減少しているなどとして新たに絶滅危惧種に指定しました。 絶滅危惧種は絶滅の危険性が高い順に3段階に分かれていて、このうちマツタケは3番目で、太平洋のクロマグロなどと同じ「危急」に分類されました。 マツタケはアジアからヨーロッパにかけて広く分布していますが、IUCNによりますと病気や伐採、それに森林の環境悪化などで世界的にマツタケが育つ松林が損なわれていて、日本でも松枯れ病などの影響が出ているということです。 IUCN日本委員会の道家哲平事務局長は「マツタケはかつての里山のように人の手が入ることで育ちやすい環境ができる。マツタケを守りながら利用していくために森を適度に
林立する風車。「風力発電に反対ではないが、なぜ住宅地の近くに設置するのか」と川澄さん(静岡県東伊豆町で) エコブームを追い風に普及する「風力発電」や、空気中の熱を利用して湯を沸かす省エネタイプの「家庭用給湯器」。環境にやさしいはずの機器から「低周波音」が出ているとして、不調を訴える人が相次ぎ、環境省が調査に乗り出す。一体何が起きているのか。 静岡県東伊豆町。相模湾を望む山腹に住宅が立ち並び、谷を隔てた隣の尾根に10基の白い風車が立つ。支柱の高さは65メートル、羽根の直径は77メートル。巨大な風車群は町のシンボルだが、住民の川澄透さん(79)は「試運転が始まってから、船酔いのような症状が出て、夜中に何度も目が覚めるようになった」と憤る。近隣の30人ほどが同じような体調不良に悩むという。 所変わって東京・板橋区の女性会社員(39)宅。庭の向こうに隣家の給湯器が見える。エアコンの室外機に似た
富士山から日本を変える 「エベレストでゴミ問題を意識する」 全国各地で講演活動やシンポジウムなどに参加するたびに、「環境を専門に活動されているアルピニストの野口健さん」なんて紹介される。それを聞くたびに、「ああ、大変なことになってきたな」と思う。確かにこれまでエベレストや富士山の清掃登山を行ったり、環境省ならびに東京都の委員を務め、エコツーリズムの推進に関わってきた。 ただ、いわゆる環境に関する活動は、たかだかここ四年間のことに過ぎない。私は今年で登山を始めて十六年目だが、その内の十二年間は環境ということをまったく考えずにひたすら山頂を目指していた。正直に告白すると私自身、これまで山にゴミを置いてきている。缶や瓶などといった、明らかに残ってしまうゴミはあまり置いてきてはいないが、最も厄介なゴミを世界各地の山に残してきた。それが糞尿だ。当時、糞尿がゴミになるという認識はなかった。しかし糞尿こ
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