一場靖弘を巡る裏金事件(いちばやすひろをめぐるうらがねじけん)とは、日本プロ野球の複数のプロ野球球団が、ドラフト自由枠での獲得を目指していた明治大学硬式野球部の投手・一場靖弘に対し、日本学生野球憲章に反して現金を渡していたことが2004年に発覚した事件である。球界再編問題の一部分としても扱われることが多い。 [編集] 概要 [編集] 読売ジャイアンツ 2004年8月13日、読売ジャイアンツ(以下「巨人」)は、球団が本人に対して、2003年12月から2004年7月までの間、食事代や交通費、小遣い、餞別等として、数回にわたり総額約200万円の現金を渡していた事を明らかにし、社長土井誠、球団代表三山秀昭らチーム編成に関与した幹部4人を解任。オーナー渡邉恒雄、会長堀川吉則も引責辞任すると発表した。渡邉恒雄はオーナー辞任後は会長となった。 日本学生野球憲章は、第13条2項で、プロ野球球団への入団を条