目次へ 公開: 2011年6月18日 / 最終更新日: 2012年10月6日 更新情報を Twitter で伝えます 放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説 本文の「放射線って体に悪いの?」の「後からじわじわと影響がでる場合」で、「低線量の放射線を時間をかけて通算で 100 mSv の被ばくすると、生涯でガンで死亡するリスクが 0.5 パーセント上乗せされる」という ICRP の「公式の考え」を紹介した。 これは、長期的な被ばく対策を考えていくための基本になる。 ここでは、「公式の考え」の正確な内容、そして、「公式の考え」が得られてた道筋について解説する。 この解説を読む前に、本文の「放射線って体に悪いの?」をご覧になるといいと思います。 過剰相対リスクと過剰絶対リスク たとえば、一定量の被ばくによる生涯ガン死亡リスク(確率と思っていい)を表わす場合、過