ブックマーク / note.com/wakusei2nduno (6)

  • 都知事選が「こうなって」しまった問題の本質にある「糸井重里的穏当さ(ニヒリズム)」について考えてみた話|宇野常寛

    さて、今日は「都知事選」について考えてみたいと思う。僕は結論だけ述べれば、蓮舫に投票すると思う。特段彼女が良い候補だとは考えていないが、今回の選挙は実質的に二択なので小池百合子の3期継続よりは、長期的に東京と日によい効果があると考えるからだ(それ以外の候補は実質的な顔見世なので、選挙とは無関係に評価すればよいだろう)。もちろん、この判断には国政レベルの、どうせ何も変わらないという政治的ニヒリズムに一石を投じる効果や、長期的な野党再編への影響も視野に入れている。 で、その上で今日は少し別のことを考えてみたい。 それはこの都知事選が象徴する政治の「あり方」の問題だ。誤解しないでほしいが僕は政治のエンターテインメント化を強く批判したいとは考えていない。いや、ダメなんだけど、今のようなお祭り騒ぎは次の大きな選挙から「当たり前」のことになり、とりわけ大騒ぎにはならなくなり、「まあ、大きな選挙だから

    都知事選が「こうなって」しまった問題の本質にある「糸井重里的穏当さ(ニヒリズム)」について考えてみた話|宇野常寛
    tokyocat
    tokyocat 2024/07/05
    “それを無知と無思慮からくる肥大した被害者意識だと「正確に」批評し、こきおろすのは簡単なのだがこれを「解除する」のは途方もなく難しいと思うのだ”
  • この2年間、いろいろなことにウンザリして業界から距離を取り、コツコツと本を書いていたことについて|宇野常寛

    今週の木曜日(10月20日)に、僕がこの2年間コツコツ書いてきたが発売になる。タイトルは『砂漠と異人たち』、これだけ聞いてもサッパリ何のか、分からないと思う。昨今のトレンドからすると「○○日で○○が身につく』といった「効用」を主張するタイトルや、あるいはSNSで他人に「これはいかがなものか」と石を投げることで自分を賢く見せたい人の材料になりそうな『(あまり知力のない人でも叩けそうな、いかがなもの)』とかを露悪的にタイトルにするほうがいいのだろうけれど、僕はあまりそういうのは好きじゃないので、このタイトルにした。 では、どんな内容かというと、それは現代の情報技術と人間との付き合い方を考えただ。ピーター・ティールという人物を僕はあまり好きになれないのだけど、彼が『空飛ぶクルマがほしかったのに、手にしたのは140文字だ』という言葉で表したかった、この情報技術への「いいんだけど、なんか違う」

    この2年間、いろいろなことにウンザリして業界から距離を取り、コツコツと本を書いていたことについて|宇野常寛
    tokyocat
    tokyocat 2022/10/17
    読んだ! いろいろ共感。
  • 「テロで社会が変えられる」という思考を定着させないために|宇野常寛

    なぜ統一教会擁護が出現するのか 今回は安倍晋三元首相暗殺事件について考えてみたい。そしてこの事件については、さまざまな角度から述べたいことがあるのだが、今回はある視点に絞って考えてみたい。それは事件の報道の中で、犯人の意図を実現することを避けるために「統一教会と自由民主党との癒着関係を追求すべきではない」と主張する言論人が少なからず登場したことだ。 これはよく考えれば誰でも分かるレベルの論理性を欠如した主張で、来ならほとんど取り上げる価値すらないものだ。告発の方法が不正だからという理由で被害が進行中の問題を放置するなどという選択が、許されるはずがない。当然のことだが「それはそれ、これはこれ」だ。僕たちはテロという手段を絶対に認めないという大前提に基づいた態度表明と対策を全力で行いつつ、旧統一教会という反社会的な団体とその政権与党(自由民主党)との癒着を徹底的に追求し、膿を出しきらなければ

    「テロで社会が変えられる」という思考を定着させないために|宇野常寛
    tokyocat
    tokyocat 2022/09/02
    “当然のことだが「それはそれ、これはこれ」” ――たしかにそうだ
  • この街に「優しさ」を実装するために、「飲まない東京」を考えたい|宇野常寛

    知っている人も多いと思うのだけれど、僕はお酒を飲まない。飲めないのではなくて、飲まない。もちろん、決して酒に強い体質ではないのだけれど、それ以上に「酒の席」が苦手なのだ。出版業界の、とくに批評とか思想とかそういった分野はまだ昭和の飲み会文化が色濃く残る古い世界で、業界のボスが取り巻きを連れて飲み歩いて、取り巻きはボスの機嫌を取るためにその敵の悪口を言って盛り上がるという陰湿なコミュニケーションが常態化していたりする。もちろん、このような陰湿な飲み会文化に染まっているのはごく一部の人たちで、ほとんどの人たちは気持ちよくお酒を飲んでいることはよく知っている。でも、こういう古い体質の業界にまだ残る「飲み」の文化にうんざりしたことは、僕にとって好きでもないお酒をやめるのに十分なきっかけになった。そして僕は10年ほど前に、こういうコミュニケーションにかかわっていると自分がダメになると思って、人間関係

    この街に「優しさ」を実装するために、「飲まない東京」を考えたい|宇野常寛
    tokyocat
    tokyocat 2021/10/14
    “深夜のインターネット喫茶やファミリーレストランに漂うあの、独特の倦怠感は夜の街からはじき出されてしまった人たちが、なかば仕方なく流れ着いてしまった人たちがたどりつく場所だからだと思う”
  • 「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」についての雑感(今日における虚構の価値について)|宇野常寛

    「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を公開初日に観てきた。以下はその雑感で、僕はこの直後からすぐに「ネタバレ」を、それも決定的なものをものすごくたくさん書くことになるだろう。だからそのつもりで読んで欲しい。 そしてその上で最初から結論を書いてしまうと僕はラストシーンに登場する実写映像を目にしたとき、とんでもなく空回りをしたものを感じた。そしてこのとき感じた空回りが、この映画の、そして2007年からはじまったこの新劇場版シリーズ全体を象徴しているように思う。巨大な空回り。それが僕のこのシリーズに対する結論だ。

    「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」についての雑感(今日における虚構の価値について)|宇野常寛
    tokyocat
    tokyocat 2021/03/28
    読んだ。非常に深く納得。
  • 21世紀の死神博士たち|宇野常寛|note

    tokyocat
    tokyocat 2021/03/13
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