さて、今日は「都知事選」について考えてみたいと思う。僕は結論だけ述べれば、蓮舫に投票すると思う。特段彼女が良い候補だとは考えていないが、今回の選挙は実質的に二択なので小池百合子の3期継続よりは、長期的に東京と日本によい効果があると考えるからだ(それ以外の候補は実質的な顔見世なので、選挙とは無関係に評価すればよいだろう)。もちろん、この判断には国政レベルの、どうせ何も変わらないという政治的ニヒリズムに一石を投じる効果や、長期的な野党再編への影響も視野に入れている。 で、その上で今日は少し別のことを考えてみたい。 それはこの都知事選が象徴する政治の「あり方」の問題だ。誤解しないでほしいが僕は政治のエンターテインメント化を強く批判したいとは考えていない。いや、ダメなんだけど、今のようなお祭り騒ぎは次の大きな選挙から「当たり前」のことになり、とりわけ大騒ぎにはならなくなり、「まあ、大きな選挙だから