“動かない鳥”ハシビロコウ。だが、好きな飼育員にはおじぎをして好意を示すこともある=千葉市動物公園(杉侑里香撮影)(写真:産経新聞) 後ろ足で器用に立つ愛らしい姿が話題を呼び、日本中に巻き起こったレッサーパンダの「風太」ブームから、はや10年弱。風太に続く次世代アイドルを生み出そうと、千葉市動物公園(若葉区)が9月に実施した「第1回動物総選挙」では、来園者の投票で“怪鳥”と呼ばれるハシビロコウがナンバーワンの座を獲得した。風太と真逆の「愛嬌(あいきょう)を振りまかない」姿がなぜか来園者の心をつかんだハシビロコウ。そもそもどんな鳥なのだろうか。(杉侑里香、写真も) 【フォト】名前はまだない…動物総選挙で1位に輝いたハシビロコウ ■「かわいい」票が分散? 動物総選挙には、同園で飼育されている10種類がエントリーした。下馬評が高かったのは、「キューキュー」という鳴き声で家族を呼ぶコツメカワウ