正統的ディシプリンの系からトンデモ・いい加減な本を排除すべしという意見は、じつは前からあって、公共図書館や大学図書館の一般分類表では、さやうな本はそもそも選書されないということから表のもとから構造や運用に反映されないんだけれども、実はよく考えたら、1館だけ表そのものに、そのやうな非正統的な本を別項目に置く分類表があったことに気づく。 非正統的な本が押し寄せる国会附属図書館の一館分類表がそれ。 いはゆるエヌディーエルシーと業界で呼ばれとるもの。 ただ、この表、オモシロな構造の表なれど、きちんと原理や目的が説明されることがないんだよなぁ。いつだったか、東京書籍の古いふるい司書課程教科書がじつはいちばん詳しかったような気が。 表の構成では2段階になっていて、まずハ、0次区分といはんか、記号のうちアルファベットにより3種類に分けられる。 この0次区分(図書分類にこんな術語はないよ)は、わちきがよく