第2回シンポジウム「図書館多読への招待」in東京<報告> 2015年11月9日,新宿区四谷地域センター12階の多目的ホールを会場として,第2回「図書館多読への招待」シンポジウムがおこなわれた。主催はNPO多言語多読,協力が新宿区立四谷図書館で,参加者は54名,そのうち図書館関係者(司書,教員など)が50名で,宮城県や長崎県など全国各地から多くの参加があった。 まず,NPO多言語多読理事長の酒井邦秀氏,四谷図書館館長の大畑公平氏より,開会の挨拶があり,午前の部がスタートした。基調講演として酒井氏から「英語多読への招待,図書館の森に多読の木を植えよう」と題した講演があった。 多読とは酒井氏が2002年頃に初めて提唱した,三原則「辞書はひかない,わからないところはとばす,合わないときはやめる(他の本にする)」に基づき,楽しく,英語のやさしい本から始める学習法である。講演ではわかりやすくユーモアを