朝日新聞に依ると、「海賊版ダウンロード罰則化、民主党が結論先送り」との事である。 文化や教育政策について党の方針を話し合う、民主党文部科学部門会議が17日あり、著作権法を修正し音楽や動画の海賊版ダウンロード(受信)に罰則を設けるかどうかを審議した。「もう少し議論を慎重にすべきだ」「罰則は行きすぎでは」などの反対意見が出て参加者の合意が得られず、党としての結論は次回以降の会議に見送られた。罰則化をめぐっては、自民、公明両党が、懲役2年以下、200万円以下の罰金を科す修正案を民主党側に打診。民主党も実務者レベルでは修正案を受け入れ、今国会への提出が閣議決定されている改正著作権法案の一部として盛り込むことで合意していた。 この判断に対しては「賢明なもの」と素直に評価したい。 断っておくが、私は昨今の有料コンテンツの無料化の流れに対しては疑問を持っている。2月のアゴラ記事で説明した通り、本来有料で
少し前のことになりますが、医師である北原茂実先生の講演を聴きにいきました。合計5時間、ひとりで話しまくられ、その勢いに圧倒されました。話の内容も刺激的で、メモが10ページにもなりました。 北原先生は八王子の医療法人社団KNIの理事長、つまり医療法人の経営者です。マスコミで取り上げられることも多いので、ご存じの方もあるでしょう。病院システムの抜本的な改革や、医療制度の改革案などにつき、積極的な提言をされています。 その主張は極めてユニークで、加えて、実際にそれらを実践されている姿勢にもとても感銘を受けました。今日はその内容の一部をご紹介したいと思います。 <主張その1:医療を産業として認知せよ> 厚生労働省は医療費総額が28兆円であった1997年に、「このままいけば、医療費は2006年までに59兆円に達する」と発表しました。しかし2006年から4年も後である2010年現在、日本の総医療費は3
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