「無印良品」を運営する良品計画は、来春から夏にかけて販売する家具や雑貨など2400品目を値下げする。標準的な店舗の品ぞろえの4割にあたる。好調な売り上げを背景に、製造や流通にかかる経費を削減する。消費者の節約志向も意識し、値下げによって客数を伸ばす狙いだ。 年明けから順次、値下げする。ベッドとして使える「脚付マットレス」(税込み3万5千円)は脚を他のソファと共通化し2万9900円に。売れ筋のパソコンが入るリュック(3990円)は2990円に、靴下3足セットは990円から890円になる。文具や化粧品など値下げ商品の約7割で、価格の1円や10円といった端数の切り下げなどをする。 先月発表された同社の2017年8月中間決算は増収増益と好調で、「売り上げが増えることでスケールメリットを生かして経費を削減できる」(広報)。ただ、松崎暁社長は足元の消費について「日用品、消耗品の価格への見方は厳しい」と