ロシアのプーチン大統領と関係が深いとされる体制内野党「公正ロシア」のミロノフ党首(69)=元上院議長=は本紙の書面インタビューに応じ、ロシアがウクライナで行っている「特別軍事作戦」の目的を「ウクライナの民族主義者を倒すため」と説明、長期戦を覚悟する構えも示した。 ミロノフ氏は、2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島などで「欧米諸国が軍事基地を設置しようとしていた」と主張。根拠は示していない。ウクライナでの戦闘が3カ月以上続いていることについて「われわれは急いでいない。英雄(ロシア兵)が任務完了後に帰国することを望んでいる」と強調した。 日本政府が、要人の入国禁止を含む対ロ制裁を科していることに対しては「相応の対応を取る」と反発した。北方領土問題に関しては20年の憲法改正で「領土割譲禁止」の条項が加わったことを挙げ、「唯一の見通しは、日本が(北方四島における)ロシアの主権を認めること