大砂嵐(奥)は寄り切りで双大竜を破る=金子淳撮影大砂嵐(右)は寄り切りで双大竜を破る=金子淳撮影 (10日、大相撲名古屋場所4日目) 【有田憲一】イスラム教圏からの初の関取、大砂嵐にとって、この日は特別な日だった。イスラム教の断食月(ラマダン)が始まった。日中の飲食は禁じられているため、午前2時に一度起きてヨーグルトとおにぎり1個を食べてからは、何も口にしていない状態で土俵に上がっていた。 それでも、新十両の持ち味である腕力(かいなぢから)は変わらなかった。幕内経験者の双大竜を左四つに組み止め、持ち上げるようにして寄り切った。「まわしを引いて、あとは大丈夫」。片言の日本語で振り返った。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら