2018年4月11日のブックマーク (1件)

  • 腐り姫 雑感 - ここにいないのは

    田舎の町"とうかんもり"に伝わる『腐り姫』の伝承――赤い着物の女童が人を望みを叶えて腐らせて喰う。 記憶を失った主人公は過去を追い求め、故郷の"とうかんもり"に帰郷する。 そこで腐り姫の女童に似、また亡くなった妹にも似た『蔵女』を拾って以来、終わりのない時の迷宮に巻き込まれていく―― 8月11日に始まり、終の8月14日に赤い雪で世界が閉ざされるまでの4日間を繰り返す伝奇ADV。 ループを重ねるにつれて世界は少しずつ違った様相を呈しながら壊れていく。そして同時に主人公の中に周回の知識が積もっていき、隠されていた真実が明らかになっていく――というオーソドックスな作りです。 ただしオーソドックスは言え、作はADVとしての練り込みが尋常ではありませんでした。 練りに練られた結果として、全体像の美しさという点で余人の追随を許しません。 美しさ――曖昧で、感情に舵を振り切り過ぎた軸での評価になってし

    腐り姫 雑感 - ここにいないのは