石巻湾に浮かぶ田代島(宮城県石巻市)は約110人が暮らす小さな島だ。人よりも猫の数が多いことから、近年は「猫の島」として世界的にもその名を知られるようになった。しかし、東日本大震災の被害で通信が断絶。島の様子はしばらく不明となっていた。 島の住民はもちろん、島に暮らす猫の様子を心配する声はインターネット上でも高まっていたが、記者が3月31日に上陸したところ、津波で壊滅的な被害を受けた海岸部でも数匹の猫が生存していることを確認した。 また、「多くの猫が集まる家」として有名なポイントでは、震災前と変わらない様子で住人に食料をねだる猫たちの様子も見られた。 離島ということでその被害が大きく報道されることは今まで無かったが、田代島も10m強の高さを持つ津波に襲われており、海岸周辺部の建物は甚大な被害を受けている。 猫たちを心配するあまり、早期の訪問を望む人も多いようだが、現在も余震が頻繁に発生して
震災の日、岩手県大船渡市の民家から姿を消したネコが9日、飼い主のもとに帰ってきた。見つかったのは約15キロ離れた陸前高田市。首輪に記された携帯電話の番号から、3年2カ月ぶりの再会が実現した。 陸前高田市気仙町の杉林にじっと座る黒いネコを地元の夫婦が保護し、大船渡保健所に届けたのは4月10日。首輪があり、人懐っこい。飼い主が現れるかも。保健所はしばらく様子を見ていたが、進展がないため、8日朝、地元紙に掲載してもらうため写真撮影をしようとした。 そのとき、首輪にうっすらと文字が浮かんでいるのに職員が気がついた。「ヤマギシ」という文字と携帯番号。なんとか判読し電話をかけると、山岸剛郎(たけお)さん(67)につながった。飼い主その人だった。
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