7日午後0時45分ごろ、長野県松本市浅間温泉1の中部電力本郷変電所で、立ち入り禁止区域にある高圧送電線鉄塔に登った同市の小学2年の男児(7)が7万7000ボルトの電線端子に触れて感電し、高さ約12メートルの点検用足場から転落した。松本広域消防局によると、男児は市内の病院に運ばれ、意識はあるという。 中部電松本営業所によると、鉄塔は高さ約33.6メートル。周囲に高さ1.8メートルの金網が張られ、立ち入り禁止を示す看板があった。男児は金網をよじ登って侵入し、点検用はしごを使って足場に上がったとみられる。落ちた場所は草地だった。事故直後、周辺の約9400世帯で約10秒間停電した。 県警松本署によると、男児は近くの公園で友人や小学3年の姉らと遊んだ後、3人で鉄塔に登ったらしい。【大島英吾、小田中大】